成年部とは?
成年部は、2016年1月に協会執行部により全国から20名のメンバーが次世代を担うリーダーとして招集され、主に協会主要大会での伴奏サポートや成年部メンバーによる企画ショーなどの活動で高い評価を得てきました。そして更に意義ある活動として、メンバーそれぞれのプロ活動を通じた機動性の高さを生かし、招集当初の目的を達成し協会の活動を更に機能させ一般社会との緊密な繋がりを増大していくために、成年部企画プロジェクトを立ち上げました。
成年部企画プロジェクトとは?
かつては日々の生活の傍で育まれた民謡も時代と共に遠い存在になろうとしています。今の時代に支持される新しいフレッシュな民謡が生まれていない事を様々な角度から解析し民謡をきちんと保存しながら改革していく為に、ホームページを通じ連動して、複数のプロジェクトを提案し実践しながら探っていきます。流派や会派、地域も越えた活動になりますので、成年部の中に担当するチームを立ち上げます。
「民謡よもやま話」
民謡の埋もれた魅力を再発掘する「民謡よもやま話」。現存しているその曲の由来、それでは収まりきれない言い伝え、全国的に有名な曲の普遍化のきっかけ探し。ひとつひとつは細かな「よもやま話」かもしれませんが、それを積み上げると、豊かな心で生活を支えた民謡の魅力を再認識する事に繋がると考えます。協会会員からの情報はもとより、ホームページを通じて広く一般からのお話を募集していきます。お気軽に民謡にまつわるよもやま話をお寄せください。
「民謡広場」
かつては夕方になると路地のあちこちから三味線と唄声が聴こえてきたものでした。それが今では特別な歌と特別な楽器になってしまいました。言葉が一番気持ち良く伝わっていたものが標準語や外来語が普通になったら廃れていくものでしょうか。私たちはもう一度、その地方その土地の生きた言葉を見直してみます。そして唄と共に研ぎすませてきた演奏や踊りの本質も併せて、成年部精鋭の確かな技術と全国各地の輝きの融合で未来の民謡を創っていくのだと思っています。その楽しい場を日本各地で民謡広場として実現していきます。
「民謡の国際交流」
民謡は邦楽のひとつとされていますが、海外への民謡紹介はあまり積極的には行われていないようです。私たちはまず、日本に滞在している海外の人たちに民謡の楽しさを知って頂く事を交流のスタート地点としていきたいと考えています。現在、大学の留学生に民謡を知って頂く事を始めています。
「作詞戦隊みんなでGO!」
全国的に広く知られている民謡の曲とその歌詞。それらが生まれた背景を学び尊重しながらも、現代の生活の中から生まれる歌詞(言葉)を創って曲に乗せて唄う。古くから、風刺や数え歌に潜ませる洒落で民謡の自由な心の表現を、現代に蘇らせようと考えています。現在は協会会員のこども達に向けて、協会主催の青少年みんよう全国大会で試行錯誤しながら進めています。
「民謡の育成」
文化を育み親しむ心が人格形成に大切なのは古今東西過去現在まで共通して云われています。生活に寄り添って日々触れる事が多かったかつての民謡は、今では意識して触れなければなりません。まず知って触れてもらう機会、触れて好きだと思った人に上達出来る機会、上達した民謡を今度は社会におかえしする機会。民謡が好きな民謡人の育成を考えるのは、民謡そのものが社会で、日々の生活で、どのような位置にいるのが気持ちよく意義があるのかを考える事でもあります。私たちは様々な機会が実現出来るよう提唱していきます。